お風呂に入っているとき、ふと足元を見ると「お湯が全然流れていない!」「排水溝から水が逆流してくる……」と焦った経験はありませんか?
その原因のほとんどは、排水溝に溜まった「髪の毛」です。
髪の毛のつまりは放置すると、悪臭やカビ、さらには階下への漏水トラブルにつながる恐れもあります。しかし、正しい手順で対処すれば、自分でも意外と簡単に解消できるものです。
この記事では、お風呂の排水溝に詰まった髪の毛を溶かして取り除く方法から、二度とつまらせないための予防策まで、プロの視点で徹底解説します。
なぜ「髪の毛」でお風呂の排水溝が詰まるのか?
人間は1日に約50本〜100本の髪の毛が抜けると言われており、その多くがシャンプー時にお風呂の排水溝へと流れます。
髪の毛自体は細いものですが、排水溝の中で以下の物質と合体することで、強力な「つまりの核」へと成長します。
- 石鹸カス・シャンプーの残り
- 体から出た皮脂汚れ
- 剥がれ落ちた垢(あか)
これらが髪の毛に絡みつくと、粘り気のあるドロドロした塊になります。これが排水トラップや配管のカーブにへばりつき、水の通り道を塞いでしまうのです。
髪の毛つまりを解消する3つのステップ
初期段階のつまりであれば、以下の方法で解消可能です。上から順に試してみてください。
1. 塩素系パイプクリーナーで「溶かす」
最も手軽で効果的なのが、市販の液体パイプクリーナー(パイプユニッシュなど)を使う方法です。
使い方は簡単で、排水溝のゴミ受けを取り除き、直接液を流し込んで30分ほど放置するだけです。このとき、「長時間放置すればいい」というわけではない点に注意してください。溶けた汚れが再び固まり、逆効果になることがあります。
2. 重曹とクエン酸で「浮かせる」
「強い薬剤は使いたくない」という方には、重曹とクエン酸(またはお酢)を使った方法がおすすめです。
1. 排水溝に重曹をたっぷり(カップ1/2程度)振りかける
2. その上からクエン酸(カップ1/4程度)とお湯をかける
3. シュワシュワと泡立ったら15分〜30分放置し、お湯で洗い流す
この泡が汚れを浮かせてくれるため、軽度のつまりには非常に有効です。
3. ラバーカップ(スッポン)で「引き抜く」
薬剤で溶けきらない物理的なつまりには、トイレ用でおなじみのラバーカップが活躍します。
はい、効果絶大です。排水溝を水で満たした状態でカップを押し当て、勢いよく引くことで、奥に詰まった髪の毛の塊を引っ張り出すことができます。
自分で直せない時のサイン
色々試しても水が引かない、あるいは配管の奥深くで「ゴボゴボ」と異音がする場合は、個人での対処は限界かもしれません。
- ワイヤーブラシを入れても途中で止まる
- 排水溝から汚水が逆流してくる
- 数日でまたすぐにつまる
このような状況は、配管の奥で汚れが石のように硬質化している可能性があります。無理に自分で解決しようとすると、配管を傷つけて水漏れの原因になるため、早めに専門業者へ相談しましょう。
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二度とつまらせないための予防習慣
つまりを解消した後は、綺麗な状態をキープすることが大切です。
- ヘアキャッチャーを設置する:100円均一などで売っている「髪の毛をくるくる集めるネット」を活用しましょう。
- 週に一度はパイプクリーナー:つまりを感じる前に、予防として少量のクリーナーを流す習慣をつけます。
- お風呂上がりに熱めのお湯を流す:配管に残った皮脂汚れを固まる前に流し切ります。
お風呂のつまりは、日々のちょっとしたケアで防げます。「最近水の流れが悪いな」と感じたら、手遅れになる前に今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。
