蛇口からの水漏れやトイレの詰まりなど、突然の水道トラブルに見舞われた際、「水道局指定業者」という言葉を目にすることが多いはずです。

「水道局が指定しているなら安心だろう」と思う一方で、具体的にどのようなメリットがあるのか、逆にデメリットはないのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、水道局指定業者は「一定の基準を満たした信頼できる業者」ではありますが、必ずしも「安さ」や「対応の良さ」を保証するものではありません。

この記事では、水道局指定業者を選ぶメリット・デメリット、そして後悔しない業者の選び方を分かりやすく解説します。

画像1枚目 │ 水道局指定業者 メリット デメリット

水道修理を頼みたいけど、どこを選べばいいか分からない…「水道局指定」って書いてあれば安心なの?

水道局指定業者(指定給水装置工事事業者)とは?

水道局指定業者とは、法律(水道法)に基づき、各自治体の水道局から「給水装置の工事を適正に行うことができる」と認められた業者のことです。正式名称を「指定給水装置工事事業者」といいます。

指定を受けるためには、以下の条件をクリアしている必要があります。

  • 国家資格である「給水装置工事主任技術者」が在籍していること
  • 工事に必要な機材・器具を備えていること
  • 過去に不正や不誠実な行為をしていないこと

非指定業者は、パッキン交換などの軽微な作業は可能ですが、配管に関わる本格的な工事を行うことは法律で認められていません。

水道局指定業者に依頼する3つのメリット

水道局指定業者を選ぶ最大の理由は、その「安心感」と「対応範囲の広さ」にあります。

1. 法律で認められた広範な修理が可能

水道局指定業者は、蛇口の交換だけでなく、壁の中や床下の配管工事、道路から宅内への引き込み工事など、すべての水道工事を行うことができます。

ポイント
非指定業者が配管工事を行うのは違法です。原因不明の水漏れや大規模な修理が必要な場合は、最初から指定業者に依頼するのがスムーズです。

2. 水道料金の減額申請ができる

漏水(水漏れ)が原因で水道料金が高くなってしまった場合、一定の条件を満たせば「漏水減額制度」を利用して料金を減免してもらえることがあります。

この申請ができるのは、水道局指定業者が修理を行った場合に限られます。非指定業者で修理した場合は、減額が受けられないため注意が必要です。

3. 身元が保証されておりトラブル時に相談しやすい

万が一、工事内容に不備があったりトラブルに発展したりした場合、指定業者であれば水道局に相談の窓口があります。あまりに悪質な場合は指定が取り消されるリスクがあるため、業者側にも一定の抑止力が働いています。

水道局指定業者に依頼するデメリットと注意点

「指定業者=100点満点の業者」とは限りません。以下のデメリットも理解しておきましょう。

1. 料金が必ずしも安いわけではない

「水道局指定」は技術や設備の基準であり、料金設定は各業者が自由に行っています。

画像1枚目 │ 水道局指定業者 メリット デメリット

水道局の指定を受けているからといって、料金が公定価格で決まっているわけではないんだね。

むしろ、有資格者を雇用し、適切な設備を整えている分、極端な格安業者に比べると基本料金がしっかり設定されているケースも少なくありません。

2. 接客対応や技術力には個人差がある

指定を受けるための条件は「資格者の在籍」です。そのため、実際に自宅に来る作業員全員が熟練の技術者であるとは限りません。中には接客態度が良くない業者や、経験の浅い作業員が担当になる可能性もゼロではないのです。

3. 繁忙期は予約が取りにくいことも

信頼性が高い分、地域で人気の指定業者は予約が埋まりやすい傾向にあります。緊急時に「今すぐ来てほしい」と思っても、到着まで時間がかかる場合があります。

失敗しない!水道局指定業者の選び方

「水道局指定」という肩書きを確認した上で、さらに以下の3ポイントをチェックすると失敗を防げます。

業者選びのチェックリスト
① 事前に見積書を作成し、追加料金の説明があるか② 出張費やキャンセル料が明確か③ ネットの口コミや評判が極端に悪くないか

まずは電話やメールで状況を伝え、概算の見積もりを出してもらいましょう。その際の電話対応の丁寧さも、信頼できる業者かどうかを判断する重要な指標になります。

まとめ:安心を優先するなら「水道局指定業者」一択

水道局指定業者に依頼するメリット・デメリットをまとめます。

  • メリット: 広範な工事が可能、水道料金の減免申請ができる、信頼性が高い。
  • デメリット: 料金が最安とは限らない、作業員によって対応に差がある。

水回りのトラブルは、放置すると建物の腐食や高額な水道代につながる恐れがあります。まずは「水道局指定」の看板を持つ業者の中から、見積もりや対応が誠実な一社を見つけることが、解決への一番の近道です。

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